クリリンという人物
「チャック」→「クリリンという人物」
ドラゴンボールを読んだことのない人はほとんどいないだろう。
主役の孫悟空の周りには数多くの脇役が存在する。
その代表がクリリンだろう。
亀仙人との修行を悟空と共にするところから登場する。
最初のうちは鳥山明氏もクリリンのキャラ設定に迷いがあったように感じる。
強いわけでもない、ずる賢い、生意気、エロい。
どこにいきたいのかが不明であった。
時間を重ねるたびにキャラが明確になっていった。
仲間の為なら敵わない相手にでも向かっていくバカあついタイプ。
ナメック星で悟飯の面倒を見るところなどからもクリリンの人柄がうかがえる。
敵わない相手に向かっていくのだから何度か死んでしまう。
が、そのクリリンに死に対する怒りで悟空が本領を発揮したりする。
悟空とクリリンの絆的なものを感じることができる。
代表的な技としては気円斬くらいなもので、特に派手なものはない。
そんなところ人間味があって親しみやすいのだろう。
そんな一番人間らしいからこそ人造人間18号という非人間的なものを好きになってしまったのかもしれない。